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地下鉄車内の空調を効かせすぎではないでしょうか。
地下鉄の車内温度は、冷暖房装置に設定温度を定め自動運転により、常に一定に保つようにしていますが、車内の混雑状況、冷風の吹出し口や暖房器具付近とそれ以外の場所などの違いがあること、また、お客さまの年齢や服装など暑さ寒さの感じ方には個人差があることから、種々のご意見をいただいています。

その中でも、冷房実施期間中における車内が「寒い」というお客さまの声を多くいただき、環境面から見ても冷房が過剰サービスになっていないか、調査・改善に取り組んだところ、実際に車内に乗り込んでの温度測定や体感温度からも、車内が冷え過ぎることがあることを確認できましたので、設定温度の見直しを行いました。
その結果、お客さまからの「寒すぎる」というご意見が減少し、実地調査においても冷過ぎの現象について改善が見られました。今後も、さらに快適にご利用いただけるようきめ細やかな温度の調整を行ってまいります。

なお、車両の連結部近くの座席付近は送風機の風が直接当たらず、比較的寒く感じることが少ないようですので、ご乗車時の参考にしていただければと存じます。

 冷房装置及び送風機稼動時における地下鉄車内温度分布の傾向 

地下鉄車両の冷房設定温度は路線により全車両均一(一部乗務員室側を除く)ですが、冷房装置は1両につき2台搭載されているため、どうしても1両の中で冷房がよく効くエリアと比較的効きにくいエリアができてしまいます。
そこで、冷房装置及び送風機の搭載位置に対する車両内の温度分布(典型的な例)を次に示します。


◎乗務員室のある先頭車両の乗務員室側はお客さまが多いので、他の冷房装置より設定温度を低くしており、同じような混雑状態では乗務員室に近い座席付近が冷房のよく効くエリアとなります。

◎その他の車両では車両中央の座席付近が冷房のよく効くエリアとなり、連結側に近い出入り口付近から連結部にかけてが比較的効きにくいエリアになります。
(連結付近が比較的効きにくいエリアになる理由として、冷房装置の真下は暖かい空気が吸い込まれる位置であることと、構造上、送風機が搭載できない位置であることが挙げられます。)

◎車両1両において冷房がよく効くエリアと比較的効きにくいエリアとでは2度から3度の温度差となる場合があります。
(地下鉄では駅間が短く各駅停車のため、扉の開閉・お客さまの移動が多く、車内温度が均一になりにくいためです。)

注:堺筋線、長堀鶴見緑地線、今里筋線、新形式車両である谷町線30000系車両を除く。
上の図は、4両編成の場合を示していますが、6両・8両・10両の場合でも先頭車両・中間車両は同じ傾向となります。
ただし、混雑等により多少傾向が変わる場合もあります。
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